1967年、以前の333mバンクから400mバンクへと生まれ変わった豊橋競輪場。
今年は2月にG1「読売新聞社杯」が開催されることもあり、コースの特徴を把握して予想に活かしたい方も多いのではないでしょうか。
豊橋競輪場は、クセのない一般的な400mバンク。
そのため、400mバンク特有の「差し」「捲り」による決まり手が大半です。
そんな追い込み脚質の選手が勝ちやすい豊橋競輪場ですが、実は国内の400mバンクで「逃げ」の割合が多い傾向にあります。
400mバンクでは珍しく自力脚質が27％と333mバンク並みの高勝率を上げており、大穴を狙うにはもってこいの競輪場ですよ。
このページでは、豊橋競輪場の特徴と「逃げ」多い理由を詳しくお伝えします。
大穴の命中率が高いおすすめの予想サイトもあわせてお伝えしますので、勝ちたい方はぜひ最後までお付き合いください。
豊橋競輪場の特徴 特異なカントで自力脚質に有利
豊橋競輪場は一般的な400mバンクですが、333mバンク時代の名残でカントが33°50’22”ときつめ。
カントはきつければきついほど、最短距離のインコースを走れる先行選手が有利になります。
きつめのカントがある豊橋競輪場は、コーナーで先行選手が捲られにくいため他のバンクに比べ「逃げ」が出やすくなっているんです。
さらに豊橋競輪場のカントには、「マッコーネル曲線」が用いられています。
マッコーネル曲線とは、ハンドルを切らなくてもスムーズに曲がることができるカーブ。
この効果によって先行選手がカーブの入り口でスピードを落とさず入って行けるため、より自力脚質の「逃げ」が有利になっています。
ただ、みなし直線が60.3mと400mバンクの平均56.3mより4mほど長いです。
コーナーからゴールまでに先行選手をかわすための距離があることで、全体的に見れば追い込み脚質の選手の勝率が高くなっています。
クセのない400mバンクなので主に追い込み脚質有利の決まり手になっていますが、独特のカントによって自力選手の「逃げ」が非常に多くなっているんですね。
では自力選手がどのくらいの割合で勝っているのか、20年分のデータから確認していきましょう。
「逃げ」が27％！他のバンクに比べ先行逃げが決まりやすい
1着の決まり手を見ると43％が「差し」、次に「捲り」で30％と約7割以上のレースで追い込み脚質が勝っています。
一般的な400mバンクの特徴を持つ競輪場なので、後方から仕掛ける選手の決まり手がメインになっていますね。
ただ、注目していただきたいのが「逃げ」の27％。
通常400mや500mバンクではみなし直線が長いため「逃げ」が決まりにくく、18～20％の勝率になっている場合が多いです。
ですが、豊橋競輪場は特異なカントがあることで捲りにくくなっています。
400mバンクでありながら「逃げ」の勝率が27％と非常に高く、他に比べ先行逃げ切りの自力選手が勝てるんです。
実際に、昨年の「読売新聞社杯」では中川誠一郎選手が逃げ切って優勝しています。
2着の決まり手でも、「逃げ」が23％とほぼ「差し」の割合と同率です。
このデータからも、豊橋競輪場ではいかに自力脚質の「逃げ」が頻出するかが分かりますね。
これまでの情報から大穴を狙う場合は「逃げ」の割合と、当日のライン構成に注目するのが絶対条件。
出走表では、「B（バック回数）」の多い選手が先頭のラインを探し、そのラインを軸に予想すると的中率が上がります。
ただ、「差し」や「捲り」がより決まる豊橋競輪場ではラインの強度を比較することも重要です。
競争得点が高いラインは、番手3番手がより後ろから差しに来るラインをブロックすることができます。
先行だけが強くても後続のブロックがなければ差されてしまうため、ラインの総合力を見極めることも大穴狙いには必要になりますよ。
豊橋競輪場で大穴を当てたい！稼ぎたい！そんなあなたへ
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
豊橋競輪場の特徴と、他のバンクよりも「逃げ」が決まりやすい理由をお伝えしました。
豊橋競輪場は一般的な400mバンクですが、先行に有利なカントがあることで自力選手の「逃げ」が決まりやすいです。
大穴を狙う場合は、総合的な競走得点が高いラインの先頭を軸に予想するのがベスト。
力のある自力選手が揃うG1戦は特に大穴が狙いやすいレースでもあるので、ぜひ参考にしみてくださいね。
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